※このページにはアドセンス・アフィリエイト広告を使用しています
どちらもドライ状態で、出回ることの多いなつめとデーツ。
外見はそっくりですが、植物の分類としては全く別物です。
なのに、どちらも驚くほど栄養豊富。
特に女性に嬉しい栄養がたくさん入っています。
そんななつめとデーツの栄養と、期待できる健康効果のお話です。
なつめとデーツの栄養
なつめとデーツは、どちらも古くから美女と名高いお方に愛されてきました。
それだけ栄養豊富で、特に女性に嬉しい栄養が満載です。
なつめもデーツも、栄養価が似ているので、含まれている栄養素を比較してみました。
それぞれ可食部100gごとのデータです。
ちなみに一粒の重さは、大体10gです。
文部科学省食品成分データベースより
デーツ なつめ カリウム 550mg 810mg カルシウム 71mg 65mg マグネシウム 60mg 39mg 鉄 0.8mg 1.5mg 葉酸 19※ 140※ 食物繊維 7g 12.5g カロリー 266kcal 287kcal
※ナノグラム=100万分の1グラム
似ているけど違う植物です。
やっぱり違うところはありますね。
なつめとデーツの期待できる健康効果
デーツとなつめは、どちらも女性の心と体に嬉しい効能が期待できます。
貧血対策と妊娠中に嬉しい成分が豊富
何となくだるい、疲れが取れない、それらの原因は貧血かもしれません。
その貧血には種類があります。
- 鉄分が不足した場合の貧血は、「鉄欠乏性貧血」
- 葉酸が不足した場合の貧血は、「巨赤芽球性貧血」
どちらもめまいや立ちくらみ、倦怠感など症状が似ているため、貧血の原因は血液検査をしないとわかりません。
貧血の症状がなくても、女性には鉄分が必要です。
なぜなら生理があるから。
それに妊娠、出産という女性にしかできない大仕事にも鉄分と葉酸の摂取が重要になります。
特に葉酸は、赤ちゃんの細胞分裂に大きく影響し、不足すると先天的な病気の原因になることも。
野菜から摂取しても体に取り込まれにくい成分なだけに、サプリで補う方も多いと思います。
デーツもなつめもその産地では、大昔から妊婦さんが妊娠中食べると良いといわれています。
その中で鉄分と葉酸を目的に考えるなら、デーツよりもなつめのほうがおすすめです。
心の安定に
女性の体は、生理や出産などの体の変化についていくために、心がバランスを崩す機会も多くなります。
そんな中で、なつめやデーツに含まれている成分が、心のイライラや不安を抑えることを助けてくれます。
- カルシウム :骨粗しょう症を予防し、イライラを防止してくれる
- マグネシウム :別名ハッピーホルモンとも呼ばれるセロトニンを作る働きを助けます
カルシウムはデーツのほうが、なつめよりも少し多く含まれているようです。
マグネシウムはデーツ:60mg、なつめ:39mgと、デーツのほうが断然多く含有されています。ダイエット効果
デーツとなつめには、老廃物の排除を促すカリウムが豊富に含まれています。
食物繊維も豊富なので、お通じの改善に期待ができます。
お通じをよくする成分は、食物繊維も重要ですが、マグネシウムも重要な役割をします。
それというのも、便秘の原因の一つとして「腸の水分不足」があります。
腸の中の水分が不足していると、便が膨らまず硬く小さくなり腸を刺激することも難しくなります。
マグネシウムには水分を吸収する働きがあるので、お通じがあっても固く、ころころしているなどが理由ならマグネシウムを摂取すると改善する可能性があります。
マグネシウムの含有量は、デーツが60mg、なつめは39mgとデーツがダントツです。
また食物繊維の含有量は、デーツが7g、なつめが12.5gとなつめのほうが多く含まれています。
アレルギー対策として注目されている
アレルギー対策として注目されているのはなつめです。なつめが昔から栽培されていて、よく食べられている地方では、花粉症を発症する割合が少ないというデータがあります。
まだ検証段階ですが、その可能性が期待されています。
漢方薬の材料になっている
漢方薬の材料になっているのは、なつめです。ここまで似ているデーツとなつめです。
なつめが大昔から重宝されていたのが、中国だったから漢方薬の材料にもなっているのでは?
植物の適応環境が真逆で、デーツが中国に大昔から用いられていたら、デーツが漢方薬の材料になっていたのでは?
そんな風にも思えてしまいますが、漢方薬にすごく詳しい方だったら「なつめじゃないと!」といえる成分があるのかもしれません。
なつめとデーツの栄養のまとめ
なつめもデーツは、どっちも女の人の体に嬉しい栄養がたくさん入っています。
植物の分類としては全く違うのに、不思議です。
こちらもどうぞ!