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デーツとなつめの違い歴史や健康効果と栄養素に着目!

投稿日:2018年7月9日 更新日:

デーツとなつめの違い栄養素

なつめとデーツ、どちらも日本ではドライフルーツとして出回っています。

外見がよく似ているので混同したことはありませんか?

この2つの果実、デーツとなつめ違いを調べてみました。

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デーツとなつめの違い

なつめとデーツの違い

デーツとなつめってものすごく似ていますよね。

こうしてみると、もう見分けがつかないくらい。

でもこの2つのドライフルーツ、産地もその実をもつ木の姿も大きく違うものなんです。

では、違うところを挙げていきます。

植物としての分類が違う

デーツはナツメヤシ科

デーツとなつめの違いデーツの木

デーツはナツメヤシ科で、ヤシの木に実ります。

すごくたわわに実っていますよね、デーツは一房で1000個ほど実るそうです。

デーツとなつめの違いデーツの実

ぎっしり…。

デーツのナツメヤシ科っていうところが、またややこしいポイントです。

なつめはクロウメモドキ科

なつめ茶の効能と副作用のTOP

クロウメモドキ科といわれてもピンときませんよね。

バラ目に属していて、つる性のものが多く、特に熱帯や亜熱帯に多いようですが、土壌や気候を選ばないのか広く分布しています。

日本には奈良時代には入っていたようで、「万葉集」にも登場します。

日本でもなつめの木は見かけますよね

歴史の違い

デーツは、あのクレオパトラが愛したといわれる果実です。

原産地は、北アフリカ、ペルシャ湾沿岸といわれています。

その歴史は古く、紀元前6千年紀には栽培されていたと考えられており、聖書にある「生命の樹」はこのデーツのことではないかといわれているくらいです。

聖母マリアがイエスを妊娠中、デーツを毎日食べていたといわれています。

聖母マリア様が召し上がっていたなんて、由緒正しい果実です

なつめは紀元前11世紀~6世紀ころの中国の詩集の中で、存在が確認されています。

こちらも世界三大美女の一人、楊貴妃が好みました。

期待できる健康効果の違い

デーツとなつめは、どちらも女性の心と体に嬉しい効能が期待できます。

心の安定に

女性の体は、生理や出産などの体の変化についていくために、心がバランスを崩す機会も多くなります。

そんな中で、なつめやデーツに含まれている成分が、心のイライラや不安を抑えることを助けてくれます。

  • カルシウム  :骨粗しょう症を予防し、イライラを防止してくれる
  • マグネシウム :別名ハッピーホルモンとも呼ばれるセロトニンを作る働きを助けます

カルシウムはデーツのほうが、なつめよりも少し多く含まれているようです。

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 マグネシウムはデーツ:60mg、なつめ:39mgと、デーツのほうが断然多く含有されています。 

貧血対策と妊娠中に嬉しい成分が豊富

何となくだるい、疲れが取れない、それらの原因は貧血かもしれません。

その貧血には種類があります。

  • 鉄分が不足した場合の貧血は、「鉄欠乏性貧血」
  • 葉酸が不足した場合の貧血は、「巨赤芽球性貧血」

どちらもめまいや立ちくらみ、倦怠感など症状が似ているため、貧血の原因は血液検査をしないとわかりません。

貧血の症状がなくても、女性には鉄分が必要です。

なぜなら生理があるから。

それに妊娠、出産という女性にしかできない大仕事にも鉄分と葉酸の摂取が重要になります。

特に葉酸は、赤ちゃんの細胞分裂に大きく影響し、不足すると先天的な病気の原因になることも。

野菜から摂取しても体に取り込まれにくい成分なだけに、サプリで補う方も多いと思います。

デーツもなつめもその産地では、大昔から妊婦さんが妊娠中食べると良いといわれています。

その中で鉄分と葉酸を目的に考えるなら、デーツよりもなつめのほうがおすすめです。

ダイエット効果

デーツとなつめには、老廃物の排除を促すカリウムが豊富に含まれています。

食物繊維も豊富なので、お通じの改善に期待ができます。

お通じをよくする成分は、食物繊維も重要ですが、マグネシウムも重要な役割をします。

それというのも、便秘の原因の一つとして「腸の水分不足」があります。

腸の中の水分が不足していると、便が膨らまず硬く小さくなり腸を刺激することも難しくなります。

マグネシウムには水分を吸収する働きがあるので、お通じがあっても固く、ころころしているなどが理由ならマグネシウムを摂取すると改善する可能性があります。

マグネシウムの含有量は、デーツが60mg、なつめは39mgとデーツがダントツです。

また食物繊維の含有量は、デーツが7g、なつめが12.5gとなつめのほうが多く含まれています。

アレルギー対策として注目されている

 アレルギー対策として注目されているのはなつめです。 

なつめが昔から栽培されていて、よく食べられている地方では、花粉症を発症する割合が少ないというデータがあります。

まだ検証段階ですが、その可能性が期待されています。

漢方薬の材料になっている

 漢方薬の材料になっているのは、なつめです。 

ここまで似ているデーツとなつめです。

なつめが大昔から重宝されていたのが、中国だったから漢方薬の材料にもなっているのでは?

植物の適応環境が真逆で、デーツが中国に大昔から用いられていたら、デーツが漢方薬の材料になっていたのでは?

そんな風にも思えてしまいますが、漢方薬にすごく詳しい方だったら「なつめじゃないと!」といえる成分があるのかもしれません。

栄養素の違い

どちらも歴史が古く、どちらも体に良く、どちらも栄養豊富です。

期待できる健康効果も似ているので、含まれている栄養素を比較してみました。

それぞれ可食部100gごとのデータです。

ちなみに一粒の重さは、大体10gです。

デーツ なつめ
カリウム 550mg 810mg
カルシウム 71mg 65mg
マグネシウム 60mg 39mg
0.8mg 1.5mg
葉酸 19※ 140
食物繊維 7g 12.5g
カロリー 266kcal 287kcal
文部科学省食品成分データベースより

※ナノグラム=100万分の1グラム

似ているけど違う植物です。

やっぱり違うところはありますね。

デーツとなつめを混同してしまう理由

  • ドライフルーツにした姿が似ているから
  • デーツが「ナツメ」ヤシから採れるから
  • どちらも同じように栄養素が豊富
  • どちらも絶世の美女が絶賛していた果実
  • どちらも甘く食感はねっとりしている

少しずつ差はあっても、やっぱりこの2つの果実はとてもよく似ています。

デーツとなつめの違いのまとめ

デーツは砂漠の過酷な環境でも育つ木、なつめはどちらかというと低い気温を好む木、どちらも適地が違うのにここまでいろいろと似ているのは面白い偶然です。

どちらも世界三大美女にそれぞれ好まれるのも、すごい偶然。

デーツを好んだクレオパトラと、なつめを好んだ楊貴妃、二人が出会っていたらなら気が合ったかもしれませんね。

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