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砂糖の種類の違いと特徴~からだに良いのはこれだ!

投稿日:2018年6月7日 更新日:

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普段どんなお砂糖を使っていますか?

スーパーの砂糖コーナーには、数種類の砂糖が並んでいます。

いつも買っている「きび糖」が売り切れで、近くの棚に並んでいる「てんさい糖」が目に入りました。

ぱっと見よく似ていて、思わず手に取りしげしげ眺めます。

結晶の大きさ、色、ともによく似ています。

なんとてんさい糖には、オリゴ糖まではいっているとのこと。

砂糖の種類てんさい糖

あのお通じにも効果的なオリゴ糖、しかも添加しているのではなくて、天然で…。

なんと体によさそうなお砂糖をこれまでスルーしてきていたのか…。

これをきっかけに砂糖について調べに調べて、奥深い砂糖の世界へ入っていくのでした~

砂糖の種類別の特徴

砂糖の種類は沢山あります。

ずらっと一覧にしても良かったのですが、今回は白い砂糖と黒い(茶色)砂糖に分けています。

白い砂糖の種類一覧

上白糖 売り場でよく見かける、しっとりしている砂糖
グラニュー糖 上白糖より結晶が大きく、お菓子作りやホットコーヒー、紅茶に入れることが多い
白双糖(白ザラ糖) グラニュー糖より結晶が大きく、主にお菓子作りや飲料の製造に使われる
角砂糖 グラニュー糖を四角く固めた砂糖、主にホットコーヒーや紅茶などの飲み物に使う
氷砂糖 大きな結晶なので溶けにくい、果実酒作りには最適
フロストシュガー 顆粒状の砂糖で、ものすごく溶けやすい
粉砂糖 グラニュー糖を粉にしたもの、お菓子作りによく使われます

茶色い砂糖の種類一覧

黒砂糖 サトウキビを絞った汁を煮込んで作られたもの
三温糖 茶色く、コクや風味がある
赤砂糖 薄茶色でやや粒の粗い砂糖(茶色い砂糖の総称)
中双糖(中ザラ糖) カラメル分を含む茶色く粒の大き目な砂糖、煮物やすき焼きに合います
きび砂糖 黒砂糖と白砂糖の良いところを掛け合わせたような砂糖
黒砂糖のミネラル分をできるだけ残しつつ、溶けやすく加工されています
てんさい糖 寒い地方で栽培されている”てんさい”から精製された砂糖
和三盆 四国で生産されている非常に高級な砂糖、上品な甘さです

白い砂糖と、茶色い砂糖。どちらもたくさんの種類がありますね。

白砂糖と黒砂糖は、原材料は同じサトウキビです。

同じものを使って、黒砂糖と白砂糖ができる違いは、精製過程にあります。

【砂糖を作る工程】

  1. サトウキビを砕いて絞る→「糖汁」
  2. 1の糖汁を固めたものが「黒砂糖」
  3. 糖汁を沈殿させて、ろ過し不純物を取り除いたもの「白砂糖」

「白砂糖」のほうが、「黒砂糖」より手を加えられた品になります。

砂糖の種類や違い

沢山ある砂糖の種類のほとんどが、同じサトウキビから作られています。

それなのにどうして、たくさんの種類ができるかというと、作られる精製段階によって名前が変わってくるから。

はじめに黒砂糖と、白砂糖の違い、

次にどの精製段階で、どの砂糖が作られるのかを紹介します。

黒砂糖と白砂糖の違いは?

人気があるのはダントツ白砂糖

白砂糖はサトウキビを絞った汁から、不純物を取り除くためにいくつもの工程を経ます。

その過程で、黒砂糖の段階ではあった、色や雑味をすっかり取り除いてしまいます。

コクも風味もなくなるので、お菓子や飲料に加工する際、仕上がりに”甘さ”意外にに影響を与えない、非常に扱いやすい甘味料になります。

その上、白砂糖のほうが安価に手に入るのなら、お菓子メーカーや飲料メーカーがどちらを選ぶかは、目に見えますよね。

サトウキビの産地も違う

黒砂糖よりも白砂糖のほうが、手間暇かけられて完成します。

しかしスーパーでも比較的安価に手に入るのは、「上白糖」と呼ばれる白いお砂糖ではありませんか?

普通は手間暇かけられた方が、未精製の品よりも高いはずです。

不思議ですよね。

白砂糖のほうが安価に手に入るのには理由があります。

黒砂糖と白砂糖の値段の差は、原材料のサトウキビの産地にあります。

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黒砂糖は国産品が目立ちます。

白砂糖の場合は、原材料の70%以上をブラジルやインドなどから、あらかた加工された状態(粗糖)で輸入したものです。

海外からの品を使うと、国内産より安く仕上がりますよね。

もしも国内産のサトウキビのみで白砂糖をつくろうとすると、とても高級品になりそうです。

黒砂糖と白砂糖で健康に良いのは?

白砂糖は作られる過程で、何度も精製し不純物をろ過することで、雑味と色を取り除きます。

そうして、料理やお菓子を作る際、出来上がりに雑味が入らない、使いやすい砂糖ができます。

しかしその取り除いた不純物の中には、たくさんのミネラルが含まれています。

 黒砂糖はミネラル分が残ったままの状態なので、健康に良いのは黒砂糖です。 

砂糖の種類の違いは精製段階の違い

サトウキビから出来る砂糖の種類は、精製過程によって違いが出ます。

まずは黒砂糖ができます。

  1. 黒砂糖
  2. きび砂糖
  3. 粉砂糖<フロストシュガー<上白糖<グラニュー糖<白ザラ糖<角砂糖<氷砂糖
    ※結晶の大きさ順
  4. 三温糖<中ザラ糖

きび砂糖は黒砂糖のミネラル分を残しつつ、溶けやすく加工された状態です。

一番最後の工程で、出来上がる三温糖にですが…

よく三温糖のほうが、白砂糖よりも栄養が残っていると思われがちです。

(卵も白い卵より、赤い卵の方が栄養豊富といわれるように)

間違ってはいないのですが、それほどでもーといったところでして、 三温糖は白砂糖を作った残り汁で作られるので、白砂糖よりも少しだけミネラル分があります。 

あれほど茶色いのは、茶色くなるまで加熱するからなんです。

加熱して、焦がして色を出しています。

プリンの底にあるカラメルと同じように、コクと風味がでて美味しくなります。

でも自然につけた色だけだと、ムラがでるのでカラメルを添加しているものも少なくありません。

サトウキビ由来の砂糖とてんさい糖の違い

てんさい糖は原材料がサトウキビではなく、甜菜(てんさい)です。

その「てんさい」はビート、砂糖大根ともよばれ、大根のような甘い根をもつ、ホウレンソウの仲間です。

大根の仲間じゃないのか…。ホワイ砂糖大根。

寒さに強いため、主に寒い地方で栽培されています。

てんさい糖の魅力は、

  • オリゴ糖が入っている
  • ミネラルが豊富
  • 国産
  • 使いやすい

天然のミネラルとオリゴ糖が含まれていて、使いやすいありがたい砂糖です。

サトウキビ由来の砂糖との大きな違い
  • 使いやすいのにミネラルが残っていること
  • 天然のオリゴ糖が入っていること
  • 根菜由来でしかも寒い地方の作物由来なので、体を温めるといわれていること

サトウキビと同じように、てんさい糖も精製し「てんさい上白糖」や「てんさいグラニュー糖」になると、ミネラルやオリゴ糖の摂取は期待できません。

砂糖の種類の中で体にいいのはどれ?

砂糖の種類で体に良い

沢山ある砂糖の種類の中で、体に良いのは、ミネラル分がたっぷり入っている黒砂糖です。

  • マグネシウム
  • リン
  • カリウム
  • カルシウム
  • ナトリウム
  • 亜鉛

などのミネラル分の含有量は砂糖の中では断トツです。

てんさい糖は上白糖よりは期待できますが、黒砂糖には及びません。

ただし黒砂糖は、独特の風味が強く、塊で売られていることが多いので、使いにくい一面があります。

そんなことを考えると、黒砂糖のミネラルを残しつつ、使い勝手も良くされている「きび砂糖」。

また同じく使い勝手の良い、「てんさい糖」も甘みと一緒に、体に良い成分が取り入れられるのでおすすめできます。

砂糖の種類の違いのまとめ

ふは~

あまーいあまーいお砂糖の世界、いかがでしたか?

いろんなお砂糖がありました。

そういえば、

昨年作った梅ジュースには、100%国産の”てんさい”から作られた氷砂糖を使ったんです。

「これで更に体に良い梅ジュースができちゃうぞ~」

そんなことを考えていた昨年の私、恥ずかしいです。

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