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食用ほおずきは一株から結構な収穫が見込めます。
そこで嬉しいのが保存がきく点で、ほとんどの実は収穫してから1か月くらい、追熟させながら保存することができます。
すぐに食べても甘さは十分で美味しいし、完熟させたらもっと美味しい。
長く楽しめ、なり姿はかわいい。
育てる楽しみがたくさんある野菜です。
そんな食用ほおずきの収穫適期と保存方法のお話です。
食用ほおずきの収穫のタイミング
最初にお話ししてしまうと…
食用ほおずきの収穫適期はわかりやすく、完熟するとかる~く触るだけで、簡単に袋ごと「ぼとっ」と落ちます。
風であおられて、自ら落下している場合も多くありますが、果実は袋に守られているのでそのまま食べられることがほとんどです。
盛夏など気温が高すぎる場合は、生育途中で落果してしまう場合もあるのですが…
袋が青くても、落ちている果実でも、
果実がある程度まで大きく成長していたら、そのまま拾って追熟させると美味しく食べられます。
あまり収穫時期に神経質になる必要がない野菜なのですが、収穫時期の目安があるので紹介しますね。
食用ほおずきの収穫の目安は
- 袋の色
- 果実の色
- 開花からの日数
なんかを目安にします。
袋の色で判断する
食用ほおずきは熟してくると、果実を包んでいる袋の色が薄緑色から茶色に変化していきます。
袋の根元、枝とつながっているところまで茶色くなってきたら収穫時です。
果実の色で判断する
品種にもよりますが、キャンディーランタンの場合は完熟したら果実の色が、薄緑から黄色っぽく変わっていきます。
袋の隙間からちらっと見える果実の色で判断するのですが、袋は実を害虫などから守ってくれるので生育途中は極力破きません。
だから隙間からのぞき見します。
それか透かします。
開花日数から判断する
開花から45~50日くらいで収穫時期になります。
食用ほおずきの保存方法【追熟ver.】
食用ほおずきは完熟してるか、してないかで保存方法が変わってきます。
まずは青い果実を追熟しつつ、保存するお話から…
食用ほおずきは涼しく風通しの良い場所に置いておくと、追熟し甘さが増します。
甘さを増すには果実の中の酸味を使うようで、追熟するとしないで食べるよりもマイルドで濃厚な風味になります。
追熟をしつつ保存するときに気を付けることは
- 風通し
- 温度
- 虫が来ない
などです。
保存方法の注意点「風通し」
日本の夏は一般に高温多湿です。
風通しがよくないと、袋からカビが発生して気が付くとたくさんのほおずきがカビにまみれてしまうことに。
ぜひ風通しの良い場所を選んで保存します。
家のは気が付くといくつかミイラになっていました。難しい…
高温すぎるとよくないようです。
保存方法の注意点「高温にならない」
高温すぎる場所におくと、果実が傷んでしまいます。
また、風通しがよければ乾燥しすぎに、よくなければ蒸れにつながるので涼しく、風通しの良い場所に置きます。
保存方法の注意点「虫の来ない場所」
家の中で保存するなら虫は来ないでほしいですよね。
収穫するときには、袋の中に”ありんこ”が入り込んでいないか要チェックです。
特に落下している果実を収穫するときには、袋を破いてチェックしてもよさそう。
たま~にですがアリが入っていたり、雨のせいで水分が多すぎて果実が裂けている”裂果”という状態になっていることもあります。
食用ほおずきの保存方法【完熟ver.】
完熟している食用ほおずきは、これ以上熟すと腐ってしまいますね。
加工するか冷蔵庫、または冷凍庫での保存がベストとなります。
冷蔵庫での保存
あまり数がなく、フレッシュで食べたい場合はぜひとも冷蔵保存で。
その場合はキッチンペーパーでくるんでおくと、水分を適度に調整するので袋や果実が傷むのをある程度防いでくれます。
冷凍庫での保存
数がたくさんあって、どう食べようかも思いあぐねるようなら冷凍庫での保存が便利です。
半解けのシャリシャリする果実を食べるのもおいしいですし、
冷凍した状態から加工することもできます。
冷凍保存するなら、袋から取り出し、果実を洗ってすぐに食べられる状態にしてからだと、使うときに便利です。
加工方法して保存する
加工して保存するなら、ベタだけどジャムですかね。
冷凍した食用ほおずきでも、もちろんフレッシュな果実でも使えます。
生食としての食用ほおずきもまだまだ珍しい中、ジャムにしていただくのもなにげに贅沢です。
他にも!美味しい食べ方はこちらもどうぞ。
食用ほおずきの収穫のタイミングと保存方法のまとめ
食用ほおずきはその特徴から、袋が果実をあらゆる面で守ってくれるので、「収穫のタイミング」なんて見出しをつくっておいてなんなんですが、かなりズボラに管理しても心配なしです。
おまけに小さな提灯がたくさんぶら下がっているような成り姿もかわいいので、庭にベランダに一株育ててみると楽しめますよ。
露地栽培なら一株から200個ほども収穫できる品種があるくらい、多収穫が見込めます。
たくさん収穫できても問題なしです。
なんとなれば、追熟しながら消費もできるし何より美味しいし。
スペースがあって興味があるならぜひおすすめしたい、最近夢中になっている食用ほおずきのお話でした。