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オレガノって聞いたとき、
淡い紫やピンクの混ざった、おしゃれなオレガノを思いつきますか?
魚料理や鶏肉のソテーなどに、スパイスとして使われるオレガノを思いつきますか?
オレガノは種類によって、性質が全く変わりますよね。
そんなオレガノの種類と、効能を紹介します。
オレガノとは
オレガノ(oregano、Origanum vulgare)はシソ科の多年草です。
歴史は古く、古代ギリシア、古代エジプトのころから香りを楽しみ、またさまざまな効能が知られていたとされます。
原産 | ヨーロッパの地中海沿岸地方 |
別名 | ワイルド・マジョラム |
和名 | ハナハッカ(花薄荷) |
用途 | 香辛料、入浴剤、グラウンドカバー、ポプリ、ドライフラワーなど |
オレガノの種類
オレガノの種類は大きく3つにわけることができます。
オリガヌム類
食用になる種類で、苦みと辛みと力強い風味があります。
マヨラナ属
この種類はオレガノの中でも、最も料理に適しているとされています。
甘くスパイシーな香りが特徴です。
アマラクス類
一般的に「花オレガノ」と呼ばれる種類です。
主に花を楽しむので、料理には向きませんが、きれいな花はポプリやドライフラワーにして楽しむことができます。
食用になるオレガノ
料理用として良く使われる種類を紹介します。
食べることもできるし、花を観賞用に飾っても、ポプリにしても良しで万能ですよ。
オレガノ(原種) | 別名ワイルドマジョラム、とても丈夫で風味はややマイルド |
グリークオレガノ | 生でもドライでも美味しい、栽培が容易 |
グリークオレガノ・カリテリ | グリークオレガノより、香りが強め |
オレガノ・ミクロフィラ | 葉は小さめながら良い香り |
スイートマジョラム | 甘めの香り |
ポットマジョラム | マジョラムより少し辛みが強い |
斑入りマジョラム | 葉が白い斑入りでかわいいうえに、料理にも使える、控えめな風味 |
鑑賞用のオレガノ
古代ローマでは、オレガノを「幸福のシンボル」として、新郎新婦の花冠にしていたそうです。
確かに、鑑賞用のオレガノは非常にエレガントです。
オレガノ・ケントビューティーなんて、緑~ピンクのグラデーションが実に優美ですよね。
オレガノ・ハイブリッド | ドライフラワー、リース |
オレガノ・ノートンズゴールド | 黄色の明るい葉で花壇の縁取りやグランドカバーに |
オレガヌム・ラヴィエガツム・ピルグリム | 紫に近い濃いピンクの花が美しい、切り花に |
オレガノ・ケントビューティー | ドライフラワーやリースなどに |
ロツンディフォリウム | 株もがくも大きめ |
ピルケルム | 葉も花も小さめ、花はピンク |
ディクタムナス | 葉色がシルバーなおしゃれオレガノ、花はピンクで小さめ |
ネオンライト | 花はピンク、立性ですが花が咲くとやや垂れる |
オレガノの効能
古くから薬効が知られていて、古代ギリシャ、古代エジプトでも薬草として使われていました。
食べても風味よく、食材がよりおいしくなるうえに、さまざまな健康効果が…。
入浴の際使っても殺菌作用や去痰作用で、肌にものどにも良し。
- 痛みを和らげる※頭痛、歯の痛み、生理痛
- 殺菌作用
- 消化促進
- 疲労回復効果
- 癌予防効果
- 抗酸化作用
現在は薬としては使用されてはいませんが、やはり一定の効能が認められており重宝されています。
オレガノの出身地であるヨーロッパでは、インフルエンザの季節になってくると、店頭の目立つところへ「オレガノオイル」が置かれます。
その理由は、 天然の抗生物質として、その抗菌、抗ウイルス作用が認められているから。
風邪やインフルエンザ、ガンジダやヘルペスなどの感染症にも有効です。
抗生物質は非常によく効きますが、腸内の善玉菌を減らしたりと副作用があります。
そこへ行くとオレガノは、天然素材なので安心です。
オレガノは丈夫な植物なので、庭に地植えしてしまえば手放しで厳寒期以外、収穫し放題です。
自宅の庭で、抗生物質を育てているなんて、興奮します(?)。
オレガノの種類と効能のまとめ
ひとことにオレガノといっても、たくさんの種類がありますね。
料理に使うのか、観賞用に使うのかによって種類を選んで楽しみましょう。