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涼しくなってくると、田んぼのあぜ道などに鮮やかな赤が広がります。
この赤の正体は彼岸花。
なんと別名に「毒花」と言われるくらい、有毒の植物なんです。
どれくらい危険な毒が含まれているのか
手折った時など、汁が手についても大丈夫か、
彼岸花の毒による症状など、お届けします。
彼岸花には毒の成分は?
彼岸花はすべての部分に毒を含んでいて、特に球根の部分に強い毒性を持っています。含まれる毒性は、アルカロイド(リコリン、ガランタミン、セイキサニン、ホモリコリン等)になります。
毒と薬は表裏一体とはよく言ったもので、
特に毒性の強い、球根の部分は石蒜(セキサン)という名で、生薬として使われます。
ガランタミンという成分は、アルツハイマーの治療薬としても使われています。
彼岸花の毒による症状
彼岸花を口にしたことでの中毒で、重篤になるケースは珍しいと言われます。
その理由は、初期の段階で嘔吐するから。
大量に食べてしまうと、神経麻痺の可能性があるものの、初期に嘔吐するため消化器系症状でおさまるそうです。
重篤にはならなくても、体調を壊すのは嫌ですよね。
では、どれくらい口にすると、どんな症状がおこるのかというと…
少量の服用(2~3g、とくに球根は毒性強)では、短い潜伏期間(30分以内)の後に、悪心、嘔吐、下痢、流涎、発汗を生じる
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たった2~3gで、少なくとも気分が悪くなるようです。
彼岸花の毒は触るとどうなる?
彼岸花の汁には、アルカロイドが含まれています。
彼岸花を手折ってしまい、汁が手に付いた場合、人によってはかぶれてしまうかもしれません。
肌の弱い方なら急いで洗い落としましょう。
また、これまでかぶれを起こしたことのない方も、手は早めに洗っておいた方が良いです。
彼岸花の汁が付いた手で、食べ物を口にすると腹痛を起こすかもしれませんし、手を洗わず目をこすってしまうと粘膜が炎症を起こす恐れがあります。
またペットが指をなめてしまって、体調を壊したりと良いことは起こりません。
彼岸花を触った手は、できるだけ急いで洗うのが得策です。彼岸花の毒で子供が気を付けることは?
小さな子供さんは、彼岸花があまりに鮮やかに咲いているため、思わず手折ってしまうことも。
大人でも少量摂取しただけで体調を崩すような植物です。
子供さんには特に注意しておきたいですね。
手折ってしまった彼岸花は、切り口から白い汁が出てくると思います。
汁に触ってしまっても、すぐにどうにかなるものではありませんが、肌の弱い子供さんの場合は、かぶれてしまうかもしれません。
また彼岸花のエキスが付いた手を、そのまま口に運んでしまうかも知れません。
気分の悪い思いをさせるとかわいそうなので、出来るだけ早めに水で洗い流しておきましょう。
彼岸花の毒による症状のまとめ
綺麗な花にはなんとやら、とはいいますが、
こんなに毒がある植物が、ものすごくたくさん群生するのも不思議ですよね。
目に鮮やかな赤い色は、大人が気を付けるなら手折っても問題はなそうです。
手洗いだけ忘れずに、楽しみたいですね。
毒があるからか、彼岸花には千を超える別名があるそうです。
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