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奥さんが専業主婦をしてくれる家庭は、落ち着きがあって、お子さんの情緒も安定している印象があります。
一般に労働は対価に賃金をもらいます。
主婦業は誰かがしないと暮らしやすい生活からは程遠くなるわりに、誰からもお給料はもらえません。
そんな主婦業に専ら従事する、専業主婦は勤労感謝の日に感謝してもらえる”お仕事をしている”とみてもらえるのでしょうか。
勤労感謝の日は専業主婦に感謝するのはおかしい?
勤労感謝の日は仕事を頑張っている人が感謝される日。
専業主婦は、外で働く夫に感謝しこうべを垂れるがよい。
なんて思っている旦那さんも多いそうな。
旦那さんが奥さんに感謝の気持ちを表すケースは少ないかもしれません。
半面、奥さんの側では、勤労感謝の日に夫に感謝の気持ちを伝えたい!というかいがいしい方が多くみえます。
この日は少し豪華な食事を用意し、子供と一緒に旦那さんへのプレゼントを用意しているご家庭も。
そんなエピソードは微笑ましくて、いいですね。
勤労感謝の日は”たがいに感謝しあう”日です。
勤労感謝の日だからこそ、労働の対価に賃金をもらわない、専業主婦には感謝する理由はない!と決めつけるのはどうでしょう。
仕事も家事もデキる嫁が増えました
ひと昔前は、女の人は結婚したら家庭に入り、家事と育児に専念するのが普通でしたね。
今では、女性の社会進出が進んだため、そうとは限りません。
結婚しても子供ができても、多くの女性が働いています。
しかも仕事を続ける女の人は、責任のある立場に立っていることが多く、収入も多い傾向があります。
さらに家事も育児もバリバリこなされると、専業主婦の立つ瀬がありません。
夫の会社の同僚の奥さんが、そんな素晴らしくできる人だった場合、『それに比べて、うちのは…』と思っちゃう旦那さんもみえるかもしれません。
その気持ち、わからなくもありません。
表面しか見えなくても、青い芝が見えればうらやましくなります よね。専業主婦は仕事をしていない?
少し前、専業主婦は不当に虐げられている!という風潮で盛り上がっていました。
主婦の仕事を時給に換算し、かかった時間で計算して算出します。
まず、主婦の仕事を業務内容として分類していきます。
- 炊事
- 掃除
- 育児
- 買い物
- 子育て
- 雑用(家計簿や夫のお使いなど)
分類出来たら、それぞれにかかった時間を、時給にかけていきます。
炊事はその地域の給食のおばちゃんの時給、育児はシッターさんといった具合です。
そうすると、月給は40万ほどになるというんです。
そして意外にも高額になる算出方法に…
「ヘタすると夫の年収越えちゃうかも?!」
「外注すると高いのよ?」
と世の奥様方が、鼻息を荒くしていた時期がありました。
…それまでいかに虐げられていたかがうかがえます…。
家事をアウトソーシングすることが、それほどメジャーでなければ、費用は高くつくのは仕方がないもので、
日本も家事を普通に外注する文化になっていけば、一般に家事にかかる時給は下がります。
冷静になって考えてみると、”主婦業の年収”はそれほど高いものではない、とも思います。
ただ、 それほど高額な仕事、とは思わなくても立派な仕事だとは思います。
なにより、専業主婦の仕事って、家族がするからこその価値があります。
野菜の選び方ひとつとってみても、仕事でやっている人が選ぶのと、家族の健康を考えて選ぶのとでは違ってきます。
とはいえ、「専業主婦なんてちっとも偉くない!!!」と思っている男の人にお伝えしてみても、お金をもらって仕事をしているプロが選ぶ野菜が一番いいに決まっている。
主婦が選ぶものが良いとは思えない。
そういうと思います。
専業主婦と兼業主婦はどちらが大変?
- 専業主婦
- 兼業主婦
どちらのほうが、よりストレスが溜まると思いますか?
子供がいる、いないにもよりますが、 子供がいる場合では、断トツで専業主婦のほうがストレスがたまると言われています。
仕事に入っているなら、労働者は労働基準法で守られています。
休憩時間はあるし、トイレに行きたければいけます。
評価もされるし、労働の見返り(お給料)があります。
対して専業主婦は、休憩時間はあるようなないような…、休憩できるかなーっと思ったら子供がわんわん泣いて「ママ―」12時だ!さあ休憩!というわけにはいきません。
休憩だけでなく、小さい子は思いもよらない行動をとるので、全ての行動がお母さんの思うようには進みません。
トイレに行こうにも、姿が見えないだけでも泣いちゃう子も…
評価なんてされません。※マイナス評価ならされます
お給料もありません。
なにしろベースが「やって当たり前」なんですから。
できてないと、批判はされます。
マイナス採点方式って、精神衛生上よくないですよ~
管理職をされている方なら、容易に想像がつくと思います。
部下の仕事のスタイルが、やって当たり前のマイナス採点方式だとしたら…その後、何らかのケア、または改善が必要になってきますよね。
勤労感謝の本来の意味
「勤労感謝の日の本来の意味」に立ち返ってみましょう。
本来の意味は、勤労をたつとび、生産を祝い、たがいに感謝しあう日となっています。家庭内に置き換えてみますね。
【勤労をたつとび】
- 外で働いている夫(妻):生活の柱になる仕事を大切に思う
- 専業主婦(夫) :家事全般と育児を仕事として大切に思う
【生産を祝い】
- 外で働いている夫(妻):お給料や業務の成果、築いた地位を喜ぶ
- 専業主婦(夫) :行き届いた家事、健やかな子供の成長を喜ぶ
【互いに感謝しあう】
- 外で働いている夫(妻):家事を任せることで自分は仕事に集中できる環境を感謝する
- 専業主婦(夫) :外で頑張って稼いできてくれるおかげで、家事や育児に専念できることを感謝する
勤労感謝の日は専業主婦に感謝できないのまとめ
勤労感謝の日は”たがいに感謝しあう”日です。
ここが一番大切で、お互いが『相手が感謝すべき』と考えていては、『なによ、まったく感謝してくれないの?』とがっかりした日に終わってしまうかもしれません。
してほしいことは、まずは自分から始めてみませんか?
かくいうわたしの家では、勤労感謝の日だから何をするということもありませんでしたが、今回記事にまとめてみて、日頃の感謝を伝えた方がより楽しめる日になると思いました。
いつもより少しご馳走を用意して、「いつも頑張ってくれてありがとうね。」と伝えてみようと思います。
日頃そんなことは言わないので、急に言われても返答に困るでしょうね。
また、例年なにもしていなかったので、今回は私が一方的に感謝を表す日になります。
でも、『相手がちょっと、嬉しい気持ちになるかな?』
そんなことを考えるだけでも、いつもより楽しい日になりそうです。
勤労感謝の日に日頃の感謝の気持ちを伝えよう。
私が そんな気持ちになるのも、夫の人柄によるものです。
「主婦の仕事は立派な仕事」と普通に口にする人、というのが大きなポイント です。
「やって当たり前だろ」という態度ばかりだとしたら、内心感謝してたとしても、それを表すのに苦労したと思います。
ひと言でも足りてしまうものです。
このひと言で、奥さんの心が救われるならお安いものではありませんか?