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今回は梅干しに使われる梅の人気品種、南高梅にクローズアップ!
数ある梅の種類の中でも南高梅は大人気。
贈り物にしても喜ばれますし、家庭で加工しても楽しめます。
今回はそんな
- 南高梅の由来
- 南高梅の種類
- 栄養と健康効果
についてお届けします。
南高梅の意味や由来は?
さかのぼって明治時代、和歌山県のみなべ町で、高田貞楠さんが、大きな果実をつける梅を見つけました。
そこで最初の名前は、高田梅。
その後、数ある梅の品種の中から、最も優れた品種と認定されました。
その認定の際、調査に尽力した人物が、南部高校の教諭だったことから、
南部高校(なんぶこうこう)、略して南高、だから南高梅。
ではなく、南部高校の南、高田梅の高をとって南高梅と命名されました。
南高梅には種類がある?
「完熟梅」南高梅といえば
樹の上で、完熟させてから収穫する完熟梅。
よく売り場で、桃のようなフルーティーな香りを振りまいているニクイやつ。
そうアイツです。
毎年香りにつられて、つい買っちゃいます。
もしくは、嗅ぎ逃げ(笑)くんかくんか
梅干しや梅酒、梅ジュースなどいろいろな加工ができますが、一番人気のある加工品は梅干しですよね。
種からの実離れも良く、可食部が多いのでふっくらとした梅干しができやすいです。
「南高青梅」青い内に採れば青梅
南高梅といえば完熟梅!という印象があると思いますが、熟す前に収穫してしまえば、青梅として利用できます。
青梅といっても、南高梅ですもの。
青梅の代表的な品種の古城梅とは少し違い違い、実が大きい。
さらに青梅なので、梅酒・梅ジュースに最適です。
梅酒に入っている実を食べるのが好き!という方にはうってつけですね。
「紅南高梅」お陽さまにあたると綺麗に色づく
南高梅は、お日さまが直接当たる部分が赤くなります。
この赤く色付いた部分が多い実を紅南高梅として販売しています。
赤く色づいた梅は見るからにおいしそうですよね!
意外にも赤い実は、梅干しにすると見た目が少し劣るってしまいます。
その代わり、梅酒などには適していて、紅南高梅を使った梅酒や梅ジュースは、出来上がりがきれいなピンクに色づき、味のほうも、深みのある味に仕上がります。
見た目がピンクの梅酒なんてテンション上がりますね!
梅酒をつくるならぜひ使ってみたいものです。
楽天で見つけました!
1kgで税込み約1000円、紅が付くだけあります。
赤い実のなる品種
南高梅のお話から少しそれてしまいますが、紅南高梅のつながりで少しだけ。
果実自体が、赤く色づく品種があったので紹介します。
すもも梅は、みなべ町で栽培されていた赤い果肉の梅です。
その名の通り、すももと梅のMIXです。
残念ながら、収穫量が安定しないため、栽培する農家さんは減っています。
実は大きめで、成長するほどに皮も果肉も赤く着色します。
最も収穫される時期は7月、梅の中では遅めに収穫されます。
収穫量は少しずつ増えていますが、まだまだ市場にはあまり出回らないようです。
和歌山県の田辺市、上富田町で栽培されている、果実の表面が鮮やかな紫色の小梅です。
紫ということで、アントシアニンが多く含まれています。
収穫時期は、小梅なので早めの5月下旬から6月上旬
李梅【すもも梅】と露茜【つゆあかね】は梅酒や梅ジュースにするとピンク色に色づきますが、このパプルクイーンはワインのような鮮やかな赤紫色になります。
露茜やパプルクイーンは収量が少ないからか、スーパーなどでは見かけません。
手に入れようと思ったら、産地へ出向くかネットでポチリですね。
露茜やパプルクイーンを発見!
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南高梅の栄養
梅干しの歴史は古く、なんと日本で最も古い医学書にもその名が載っています。
戦国時代には、貴重な塩分補給として食べられただけでなく、傷口の消毒や食中毒や伝染病の予防にと多岐にわたり活用されていました。
南高梅は梅干しに加工していただくのが最高!という個人的な判断で梅干しの栄養について調べました。
【梅干しの栄養は】
カロリー3キロカロリー水分6.5gタンパク質0.1g脂質0g炭水化物1.1g灰分2.3gナトリウム 870 mg塩分2.2g
カリウム 44 mg
カルシウム 7 mg
マグネシウム 3 mg
リン 2 mg
鉄 0.1 mg
亜鉛 0 mg
銅 0.01 mg
マンガン 0.02 mg
ヨウ素 0 μg
セレン 0 μg
クロム 0 μg
モリブデン 0 μg
出典:日本食品標準成分表2015年版(七訂)
などなど栄養素の話をしても、
そもそも書いている自分がよくわかっていないので、
実感できるであろう、次は体への健康効果についてお届けします。
南高梅のクエン酸の健康効果
梅干しのすっぱさのもとはクエン酸。
食べ物を分解→代謝過程に関わる→代謝をスムーズにする
結果、疲労物質をスムーズに体外へ排泄させるので疲労回復に効果があります。
梅干しって、見るだけ、思い出すだけでも”つば”がでますよね。
クエン酸のすっぱさは、唾液の分泌を促すとともに、胃腸も殺菌、口内の雑菌を抑えます。
口臭の原因になる箇所ほとんどを殺菌できるというのだから、口臭が気になったらぜひ取り入れたいですよね。
梅干しにはクエン酸やポリフェノールが含まれます。
これらは体から、老化の原因といわれる活性酸素を排泄させる働きをします。
さまざまな要因から増えてしまう活性酸素を減らすことで、肌や体の老化を防ぐことができます。
南高梅のまとめ
梅仕事をする方ならみんな大好き!南高梅
もらって嬉しい南高梅。
売り場で、フルーティーな香りを嗅いで幸せ南高梅w。
「南高梅=梅干し」というイメージが多いとは思いますが、
果実が青い時期に収穫した南高梅の青梅なら、梅干しだけでなく梅酒にも梅ジュースにしてもエキスたっぷりで美味しくできあがります。
さらに南高梅は可食部が多いため、梅酒に漬けた実が大好き!という方なら最高の素材になりえますね!
まさに無双です南高梅。
それでお値段もかわいくなると、より無敵なのですが…、
つくづく品物のお値段って、上手に付いていますね。
南高梅を使って、梅ジュースを作るならこちらもどうぞ
梅ジュースは青梅と完熟梅どちらで作る?失敗しない作り方のコツ