季節のはなし

季節の行事や自然のことをつづっています。気軽に寄ってってね。

庭仕事

家庭菜園したいから庭を開墾したよ 使った道具と方法の記録

投稿日:

※このページにはアドセンス・アフィリエイト広告を使用しています


家庭菜園をするために庭を開墾したよ

砂利だらけの庭にスギナが生えるばかり。

なんの楽しみもなかったの庭で、やってみたかった家庭菜園をはじめるべく庭を開墾しました。

家庭菜園を始めるのは100%趣味なので、業者さんにお願いせずに、コスパ良く自力で穴掘りすることに。

庭を開墾するときに使った道具と費用と、どんな方法でこさえたのか紹介します。

スポンサーリンク

家庭菜園をしたくて庭を開墾しました

最初にうちの庭の状態をご案内。

  • 砂利を敷き詰めただけの庭
  • 15年以上ほったらかし
  • スギナが元気に生えている
  • 砂利の下は粘土質な黒土がメイン

引っ越してきた当初、あまりに元気に生えるスギナにあきれ果て「どんな根をしているか見てみよう」と夫婦で穴掘りを試みましたが、あまりに土が固すぎて断念した過去があります。

まずはこの砂利をどけて、どのくらいの広さに菜園をこさえようかな~とあたりをつけるところからスタート。

それから穴を掘っていったのですが…

初日は1時間ほど穴を掘って、足腰がたがた。

早くも少し後悔。

結局5回くらいに渡って土を掘り進め、終わるころには体力がついたのか、ちょうどいい運動をした後のような爽快感が。

体力ってつくんですねぇ

あ、体力の話じゃなくて。

庭を家庭菜園に変えるってもっと大変かと思ったけれど、やってみると意外と簡単にできましたよ~というお話しです。

では次からは道具やら、手順やらの具体的なお話です。

庭の開墾で使った道具

ここで、大切な相棒をご紹介します。

【最低限これだけは必要な道具】

  • ショベル
  • 手袋

本当にこれだけは必需品。

ショベル

一つあればもう安心。

ごりごり掘れる。

先がとがっている丸ショベルがおすすめです。

持つところと足をかけるところの間(柄)の長さが商品によってまちまちだったので、ホームセンターで実物を見てから購入したほうがよさげです。

ゴリゴリ掘れるので、畑にする予定の場所に配管が埋まっていないかだけは要チェックです。

【あると便利な道具】

  • ふるい
  • くわ

くわは土づくりのためにほかの材料と混ぜるときにあると便利です。

畝も立てられるし。

スマホで音楽聞くのもテンションあがっておすすめです

【土づくりに使う材料】

  • 腐葉土
  • 赤玉土
  • 有機石灰

土づくりって本当に奥が深い。

それに使う材料は、掘り起こした庭の土によっても変わります。

うちの土は黒土で、とても粘土質でねっちり。

このままでは野菜を植えても根が窒息してしまうので、腐葉土や赤玉土など水はけがよくなる材料を混ぜます。

逆に水はけが抜群に良い砂状の土の場合は、土に水をとどめておく力がありません。

水や肥料をあげても全部流れて行ってしまうので、ためておく力を補う腐葉土や黒土が必要です。

当然のことながら、庭の数だけ土の性質は違いますよね。

自宅の土に何を混ぜたらいいのかで迷ったら、ホームセンターやご家庭やご近所の家庭菜園のプロに相談してみると心強いアドバイスがもらえると思います。

実際に自宅の土を少量でも見てもらうとより的確なアドバイスがもらえそうです

庭を開墾した方法

庭に穴を掘り進めただけなんですが、具体的な方法を紹介していきますね。

【畑つくりの手順】

  1. 石や草を取る
  2. 土を掘る
  3. 石や草の根を取り除く
  4. 腐葉土や肥料、石灰などと混ぜる
  5. 仕切りを作る

ではでは、順にやってきます。

石や草を取り除く

家庭菜園をするため庭を開墾

砂利を右へがっさーがっさー。

まずは畑予定地の上にある、草や砂利を除去します。

※軍手必須

上に生えている草も一緒に抜いておきます。

草は適当でOK(特に根)です。

土を掘る

家庭菜園をするために庭を開墾したよ

私はシャベルの先(幅の広いスプーン状の刃)の分だけ、土を掘り返しました。

深く掘ったほうがいいんだろうけど、サクサク進めないと根気が続かない。

大根やニンジンなど、深さが欲しいところは、植えるときの土づくりの際掘り起こすことにしました。

それでも大変。

石や草の根を取り除く

家庭菜園をしたいから庭を開墾したはなし

土を掘るとこんなにたくさん草の根が。

スギナやよもぎなどの地下茎で増える雑草は、これを機に根こそぎ取り除いてしまえればしばらく生えてきません。

うちは元気に萌えるスギナに困り果てていたので、このスギナの根(茎)が何よりの収穫です。

一網打尽にできる快感

石も見つけ次第どんどん取り除いてしまいます。

スポンサーリンク
家庭菜園するために庭を開墾した話

左:石を入れるバケツ 右:草の根やごみを入れる袋

 

こんな感じで入れ物を近くに置いておくとスムーズ。

さらに掘った土を目の細かい”ふるい”でふるっておけば言うことはないのですが、今回はせず。

というのも、最初はしていたけれど、時間がかかる。

猛烈にかかる。

ふるいにかける時間が多くなって進まないし、あまりにもカッチカチの粘土質で、ふるいどころではない土も多かったのです。

石なのか?という土の塊と、

土なのか?という土をまとった石

……

一つずつ指で砕いたり、スコップでたたいて音を聞いたりと、進まないっぷりに嫌気がさしてきました。

これではいかん。

やる気が折れる。

ふるいにかけることはあきらめて、大ぶりでいかにも邪魔になりそうな石と雑草の根を目視で取り除いていきます。

細かい石ころの除去は、後日必要な個所(大根やニンジンを植えるところ)から念入りに取り除くということで。

小松菜などの葉物野菜なら、少しくらいの石が混ざっていても元気に育ってくれます!

腐葉土や肥料、石灰などを混ぜる

あらかた石や雑草の根を取り除いたら、腐葉土などを混ぜていくんですが、どちみち土に混ぜ込むなら、土を掘り返しながら混ぜたらちょうどいいのでは?と思い

掘り上げた土の上に腐葉土と有機石灰をまいて、その上にまた掘り上げた土をまいて…とミルフィーユ状にするのを繰り返しました。

土を掘り返し終わったら、腐葉土など必要な素材は土と折り重なっています。

あとは一心不乱に混ぜ込むのみです。

肥料については野菜が好む栄養が変わってくるので、どの野菜をどこに植えるかが決まってから調整する予定です。

菜園の囲いを作る

家庭菜園をしたいから庭を開墾した

砂利でも芝生でもない庭なら、囲いは置かなくても平気かもしれません。

うちは必要です。

仕切りがないと、せっかく作った菜園スペースに砂利が侵入してしまう。

菜園と芝が隣接しているお庭も、囲いは必須ですよ。

芝が侵入してきますから。

仕方がないのでレンガやブロック、枕木とかで仕切りましょう。

(芝生の方は仕切り板がいるかも…)

レンガとか使わずに、ハーブなどで仕切りをしているのっておしゃれでいいなぁと憧れます。

そんなことしたらきっと砂利が侵入してしまうんだ

【菜園の仕切りで候補に挙げた3つ】

  • レンガ
  • 枕木
  • ブロック

この中で、ブロックにしました。

安価だし、もっと畑の部分を広げたいと思ったら変更できるし、置くだけで楽ちんだし。

でもこの囲いの色や質感で、家庭菜園の印象が大きく変わりますね。

枕木っておしゃれで素敵なんだけど、一度置くと移動が大変そうです。

レンガもモルタルでくっつけちゃうと、レイアウトの変更は簡単にはできませんね。

そんなわけで、『もっと広い菜園が欲しいな~』なんて脳内がふわふわしているため選択の余地なしでブロックになったのでした。

置くだけでそれっぽく見えるというのも大切なポイント

庭の草むしりは家庭菜園のほうが大変?

庭を菜園に変えたいなぁというのは、ひそかに思い続けていたのですが、思いとどまっていた理由は、「草むしりが大変になるよ」というアドバイスをもらっていたから。

砂利が敷いてあってもメキメキ生えるスギナ。

これが育ちやすい菜園の土に変わったら、より元気に生えるというのです。

うーーーーーーーん。

わからんでもない。

でもやっぱりやってみたい!と思って庭を開墾して大正解。

草は圧倒的に、菜園のほうが生えません。

生えないというよりも、防除しやすいんですね。

生えてきても土がフカフカで抜きやすいし、野菜を植える前の土づくりで20~30cmくらいは掘り返すから、そのとき雑草の根は取り除けてしまうから。

いまだに砂利のままのところは、スギナやほかの雑草も元気に生えているけど、家庭菜園にした区画はすっきりしたものです。

それどころか野菜が元気に育っているので、見ていても嬉しい。

庭は開墾すると草むしりも楽になりますよ。

そういえてしまうのも、実は去年開墾した小さな菜園があるからなんです。

3畳ほど畑にしたら思わぬ収穫!

1年前作った菜園、広さは3畳くらいです。

この畑で採れた野菜は、

ミニトマト、ナス、ピーマン、小松菜、ほうれん草、たまねぎ、にんにく、コカブ、ラディッシュ、ニンジン、大根などなど10種類以上。

今も元気にナスが大きな葉を広げています。

家庭菜園をしたいから庭を開墾した

ナスの根元に生えているのは、スギナではなくて去年のこぼれ種が巡り巡ってたどり着いたトマトの幼苗。

3畳という小さな菜園ですが、収穫はそれだけでなく。

雑草対策の効果が半端ないんです。

砂利しかなかった頃は、暖かくなると「あーめんどくさい。ブチブチ(雑草を抜く音)」とぶすくれてスギナを抜いていました。

それも楽しい時間ではないので、月に1度か2度だけ

今では庭の菜園へ野菜の調子を見に行くのが楽しみです。

特に夏野菜はみるみる成長して楽しいですね。

そのついでに雑草を少しずつ抜いています。

家庭菜園を始めることで、庭に出る機会ができて図らずも雑草対策になりました。

ちなみに…

昨年開墾した畑。

こちらも自力で、しかもショベルを使わず百均のスコップ一本で(!)。

手が痛かったです。

今年はシャベルを用意して正解です。

昨年と比べてもサクサク進みました。

やってみてわかった開墾におすすめの日

ここで、おもむろに「やってみて思った開墾におすすめの時期」があるので紹介しますね。

涼しい時期と時間

なにも暑苦しいときにやらなくてもいいし、

寒くて手がかじかむときにする必要もありません。

暖かい時期なら、朝や夕方がいいですね。

昼間にやるとくらくらします。

雨の降った翌日か翌々日

要は土が適度に水分を含んだ状態がおすすめ。

土が柔らかかったです。

カラッカラに乾燥しているほうが、細かい砂状に掘れていいかなぁと思ったら大間違いでした。

粘土質なうちの土はガッチガチに固まっていて、掘るのもほぐすのも大変。

少し湿っている日のほうが断然やりやすかったです。

※砂状の土の場合はわかりません。

家庭菜園をしたいから庭を開墾した話のまとめ

どうでしょう。

意外とできそうじゃありませんか?

実際に取り掛かる前は、

すごくすごく大変なんだろうな。

菜園もめんどくさくなって途中でほったらかして、

そのうち草がぼうぼう生えてきて、

手に負えなくなって、

……

とかならないかしら。(心配)

と、持ち前の妄想力をマイナス方向へブイブイ走らせていたんですが

やってみると、案外できてしまって。

できてしまえば、植物が自分の力で育とうとするし。

いつの間にか草取りも嫌じゃなくなってきてるし。

朝からグリーンスムージー用のスイスイチャードなんて収穫しちゃって、ボタニカルな生活を楽しんでいるし。

なんだか良いことばかりです。

庭を畑にしてみたいなぁ。

なんとなくでも、そんな理想を持っているお仲間の参考になれれば嬉しいです。

最後まで読んでいただいてありがとうございます。

スポンサーリンク

おすすめの記事

                                        

-庭仕事


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

カテゴリー