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ハロウィン

ハロウィンはいつで一体なんの日?仮装したりかぼちゃを飾る意味

投稿日:2018年7月25日 更新日:

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ハロウィンっていつで何をする日?

ハロウィンって何かしていますか?

仮装(コスプレ)してイベントに参加される方は、本当に楽しそう!

本物そっくりのゾンビになっていたり、見ていても楽しいです。

そんなハロウィンがいつなのか、そもそもなんの日なのか。

また仮装をする意味とかぼちゃを飾る意味をお届けします。

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ハロウィンはいつ?

ハロウィンは、毎年10月31日です。

この時期に近づくと、普段はあまり見かけないかぼちゃが売り出されていたり、雰囲気が出てきますよね。

ハロウィンって一体なんの日?

ハロウィンの文化は、ここ数年ですっかり楽しまれるようになりましたね。

日本ではここ数年で楽しまれるようになりましたが、ハロウィンの起源は大変古く、古代ケルト多くの人に楽しまれるようになったのは、最近のことですよね。

ハロウィンの起源は、古代ケルトのドルイド信仰によるサウィンという祭が始まりだといわれています。

お祭りには、こんな意味があります。

  • 年末年始
  • お盆
  • 収穫祭
日本の1年の終わりは12月31日ですが、 ケルト人の1年の終わりは10月31日ハロウィンの日 だったんです。

秋の深まった時期という季節柄、収穫物にも恵まれる時期なので収穫祭の意味もあります。

またハロウィンには、日本でいうお盆にも似ている感覚があり、ケルト人(ドルイド信仰)では、この時期にあの世とこの世の「門」が開くため、目に見えないものが多く入り混じると考えられています。

ご先祖様が帰ってくるという点では、共通していますが、日本と大きく違う点は、悪いものも入り混じるというところ。

ドルイド信仰はちょっと怖くて、その祭儀には生贄を用いたとされています。

動物の生贄と、人間の生贄を使って儀式を行う…そんな宗教のお祭りの日です。

なんだか収穫を祝っていいのか、年末年始を喜んでいいのか、悪霊や魔女を恐れる怖い日なのかわからなくなってきますね。

ドルイド信仰のサウィン祭は、アメリカなどの他の国に文化が渡る過程で、キリスト教のお祭りの日と重なることから意味合いや形が変わって行きました。

「収穫祭」という目的が強く残るようになっているようです。

ハロウィンには少し怖い雰囲気があると思いますが、そんな背景があるからかもしれません。

ハロウィンで仮装をする意味

ハロウィンの日に、仮装する方が増えてきましたね。

ガチでやる方から、ネイルだけ…と雰囲気を楽しむ方から様々です。

でもハロウィンだからって、どうして仮装するんだろ?と不思議に思ったことはありませんか?

それはアイルランド地方の古代ケルト人が、悪霊や魔女の存在を信じていたから。

日本でも、お盆の時期はご先祖様が自宅に帰ってきてくれる日と考えるお家が多いと思います。

ケルト人にとっても、10月31日は、亡くなった方の霊が、家族を訪ねてくると考えられています。

でもここで大きく違うのは、 悪い精霊や魔女も一緒にやってくる と考えられているところ。

この時期そんな悪霊たちが、

  • 作物を荒らす
  • 家畜に悪さをする
  • 人間をさらう

など考えられていました。

作物を荒らされたり、家畜に悪さをされても困りますが、一番困るのは「人間をさらう」ですよね。

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特にハロウィンの起源になる、ドルイド信仰では生贄を使っていたと言われるので、恐ろしさ倍増です。

そこで、自分たちも悪霊や魔女の姿を真似て、人間ではなく「仲間」だと思わせるようにしたそうです。

さらには出来るだけ怖い恰好をして、悪霊や魔女に、死者の世界へ帰ってもらおうという狙いもあったようです。

ハロウィンの日にお菓子をもらえる意味

ハロウィンといえば「トリックオアトリート!」ですね。

収穫祭だからお菓子の振る舞いがある?

他にも意味があります。

一つには、現世に帰ってきてくれたご先祖様方にもてなしをする。

(※なんだったら悪霊や魔女にも、悪さをする代わりに食べ物を持って行ってもらう)

もう一つには、子供にしっかりと仮装させる。

今では「トリックオアトリート!」といわれると「ハッピーハロウィン!」と返すのが、決まり文句になっているようです。

でも少し昔は、できるだけ怖く仮装した子供に「わぁ怖い!」と大変怖がってお菓子を渡していたそう。

これは、「この子は人間ではなくて本当にあなた方の仲間なんですよ。」と悪霊や魔女にわかりやすくアピールするため。

ハロウィンの日は、人間がさらわれると考えられていましたから、子供を守るための習慣だったんですね。

どれだけ怖い日だったのかと思わされます。

他にもこれがハロウィンにお菓子をもらって歩く、習慣の始まりでは?といわれる風習があるので紹介します。

キリスト教の万霊節

ハロウィンは10月31日です。

それと近い日付で、キリスト教には11月2日に、万霊節といわれる日があります。

万霊節は別名「死者の日」。

亡くなった方に祈りをささげる日です。

ちょうど、ハロウィンも亡くなった家族の魂が帰ってくる日なので、ちょっと似ていますよね。

万霊節には貧しい人が裕福な人々の家を訪ねソウルケーキと呼ばれるお菓子をもらいます。

その代わり、お菓子をくれた家の亡くなった親族のために祈りをささげるという風習があり、これがハロウィンで子供がお菓子をもらうイベントと混ざり合ってできたのではないかとも言われています。

お菓子のお礼に歌うガイジング

ハロウィン発祥の地アイルランドでは、ガイジングといわれる風習があります。

このガイジングは11月5日に行われ、この日は仮装して色んな家を訪問し、食べ物やお小遣いをもらえます。

その代わり、歌や詩の朗読などをしてお礼をするというものです。

かぼちゃを飾る意味

ハロウィンといえばかぼちゃという印象が大きいですよね。

ハロウィンの起源といわれるケルト人のサウィン祭には、かぼちゃがつきものではなかったんです。

むしろ、 ランタンを作るために用意したのはカブだった とか…。

じゃあどうして今やハロウィンといえばかぼちゃなのか。

それは、ハロウィンの文化がアメリカに渡った結果といわれています。

アメリカにケルト人が移住し、ハロウィンの文化が渡ったのは19世紀ころ、その頃アメリカではカブよりもかぼちゃがたくさん採れていたのだとか。

ハロウィンには収穫祭の意味合いがあるので、たくさん用意できるかぼちゃを飾るようになったと言われています。

かぼちゃをくりぬいて、ランタンにするハロウィンのかぼちゃランタン。

このかぼちゃの名前は「ジャック・オー・ランタン」提灯を持った男の人という意味があるそうです。

ハロウィンっていつ?なんの日?のまとめ

ハロウィンは収穫祭で、さらに日本でいうところのお盆的な意味がありました。

日本のお盆はご先祖様が帰ってきてくれますが、西洋では悪い精霊や魔女もやってくるんですね。

だから自分たちも怖い恰好をして、仲間と思ってもらう作戦だったとは。

じゃあかわいい恰好してちゃいけないのかな…

とも思いましたが、ここは日本でアイルランドではないので、良いのかもしれません。

日本ではここ数年で、どんどんハロウィンの仮装が増えていっています。

ハロウィンが日本のお盆の時期にかぶらなくてよかったです。

きっとご先祖様が現世に帰ってきたらびっくりしますよね。

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