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ドライフルーツなら手に入りやすいけれど、青果は産地が近くないとなかなか手に入りにくい食用ほおずき。
お取り寄せもできますが結構お高いのです。
ならば、育ててみましょう。
なんとなれば食用ほおずきの栽培はそれほど難しくなく、むしろ丈夫に育つので簡単な部類です。
そして畑での露地栽培よりも、プランター栽培の方が管理が楽なのでおすすめです!
食用のほおずきはプランターでの栽培が可能
たいていの植物はプランターでの栽培が可能ですが、食用ほおずきももちろん、プランターで育てることができます。
育て方も簡単で、トマトやナスと同じように育てます。
特別な栽培方法などはありません。
トマトやナスは家庭菜園初心者の方にも勧められる夏野菜です。
大きく育って、たくさんのほおずきを実らせる姿がかわいいので、毎日「大きくなったかな?」と見に行っちゃうと思います。
いつの間にか世話を忘れていた…ということも少ないはずです。
食用ほおずきはプランターで栽培は可能…どころか、プランター栽培の方が管理が楽な点が多いんです。
【理由1】管理が楽
畑で露地栽培をすると、食用ほおずきの多くの品種は草丈が大きくなること必至です。
わたしが知っている食用ほおずきは、丈が20~30cm程度に伸びてくると自然に二つに分かれて、そこから茎が横に伸びていきます。
横に伸びていった先に、花や実がついて重くなるから地面についちゃうし、最悪の場合折れちゃうことも。
だからどうしても支柱をたてないといけないのですが、
大きく育つ植物の場合、その分、風をまともに受けますよね。
支柱もがっつり、でかめに頑丈に組まないといけないので力がいる重労働です。
大きな支柱がなければ買ってこなきゃだし…
そこをいくとプランター栽培は、株がそんなに大きくならないんです。
支柱は立てますが、大きく立てなくてもよい分、管理が楽です。
支柱の長さも1m程度の物で十分。
プランターのふちに穴が開いていて、そこに差し込むだけでしっかり固定される便利なものもあります。
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【理由2】置き場所を選べる
トマト並みに丈夫な野菜だけど、真夏の暑さが苦手な食用ほおずき。
暑さが厳しくなってきたら涼しい場所へ、露地栽培だと難しいけどプランターなら簡単ですよね。
プランターで育てるなら、より身近に置き場所を選べるので露地栽培よりも身近になるのでは?
ベランダとか、リビングから数歩だったりしますよね。
水が切れたり、実っているほおずきを愛でたりと、何かと見に行きやすいので手入れが行き届きそうです。
【理由3】放任栽培が可能!
個人的にはここが一番嬉しくて、植えたら伸ばしっぱなしでOKです。
露地栽培だと、伸びてくるままに伸ばしていると、実がつきすぎて味が落ちたりするそうです。
だからたくさん伸びてくる枝をいくつか切ったりします。
どの枝を残してどの枝を切ろうか、はたまたどこから切ろうか。
ああでもないこうでもないと考えるのがめんどくさい。
プランターだと伸ばしっぱでOK
その理由はプランター栽培の場合、露地栽培よりこじんまりと育つから。
普通に育てても露地栽培より小さめに育つため、わざわざ枝を落とさなくてもよいのです。
気が付くとにょきにょき伸びる野菜の枝。
露地栽培の場合トマトやナスでも、切るべき枝があっという間に大きくなるのでこまめに取り除きます。
そんな時間も節約できるプランター栽培は、野菜の栽培はしたいけれど手をかける時間があまりとれない、忙しい方にちょうど良い育て方になると思います。
【理由4】なにより丈夫な野菜
せっかくプランターや土を用意したのに、枯れてしまってはしょんぼりですよね。
プランター栽培が初めてだからこそ、丈夫な種類の野菜を選んだほうが良い。
その点、ナス科の食用ほおずきはおすすめです。
食用のほおずきは苗をホームセンターで
食用ほおずきの品種はとても多くあります。
ホームセンターの商品タグにかかれた特徴で、好みに合った品種を選べるのは嬉しいですよね。
特徴は、早い段階で収穫ができる早生や、たくさんのほおずきが採れる豊産型などいろいろです。
甘さを売りにしているものもあるので、出来るだけたくさんの種類から選びたいですよね。
ホームセンターでは苗の状態から選べるのが嬉しい反面、状態が悪いものもあります。
- 虫食いが多すぎる苗
- 病気がある苗
- 植え付け時期が過ぎた苗
また病気の苗には要注意です。
プランターに植え付けてもそれ以上成長しなかった。という結果になるかもしれません。
葉が黄色くなっていたり、端っこが枯れていたりしたら迷わず店員さんに相談しましょう。
土の苗がいいかな?と相談すると親切に教えてもらえますよ。
食用のほおずきは多年草
実はほおずきって多年草なんです。
多年草ということは、翌年以降も同じ株を育てられるということ。
ラベンダーやミントなんかと同じで、冬の間は葉や茎が枯れていても、翌春暖かくなれば芽を出しメキメキと大きくなり収穫ができます。
つまり、うまく冬を超えることができれば苗を買うのは一回きりで済むということです。
そのためには寒い冬を無事に越さなければなりません。
露地栽培の場合は、冬の低温でやられてしまって一年草扱いになりがちです。
次の野菜も植えたいですしね。
プランター栽培なら移動ができるので、寒い時期に軒下や室内に取り込んで越冬させることができます。
食用ほおずきをプランターで育てるときの注意点
さんざん、食用ほおずきはプランターで育てたほうが楽ちん!というお話をしていたのですが、やっぱり抑えるべきポイントというものはあります。
植物をプランターで育てるときの注意点は、水の管理と肥料切れ、それから置き場所です。
食用ほおずきの水やり
食用ほおずきは水を好みます。
水が切れるとすぐにしおれるので、株元に藁を敷くなど乾燥防止の対策をしておく方がよさげです。
食用ほおずきの肥料
野菜の中でもナスやトマトのように、成長しながら次々と実をつけていきます。
肥料が切れないように、根付いてからは定期的に肥料を与えます。
【肥料が欲しいサイン】
- 葉色が薄くなる
- 枝の先の花が咲いている
- 未熟なまま実が落ちる
など
【置き場所】
日当たりよく、風通しの良い場所を好みます。
ただ食用ほおずきは盛夏の暑さが苦手です。
真夏だけは日が当たりすぎるなら遮光するくらい、暑さから遠ざけます。
幸いプランターは移動ができるので、暑さがしのげる場所に移動させましょう。
気温が上がってくる頃、コンクリートの上に直接置くと熱が集まって鉢が高温になります。
砂利や土の上に直接置くか、すのこの上に置く方が安全です。
温度の面では安全だけど、鉢の底の穴からナメクジが入ってきちゃうので鉢底網などで対策します。
そんな意味でもすのこの上が最高ですね。
むしろ露地栽培よりも距離が近いのでこまめな配慮ができそうです。
食用のほおずきをプランターで育てられる?のまとめ
食用ほおずきはプランターでも育てられるし、プランターだからこその利点も多いと思います。
我が家は庭に作った畑に、地植えしましたが、7月上旬でもはや持て余し気味です…
トマトやナスと同じ場所に4株くらい植えているので、2mの支柱を10本くらい買ってきて、合掌造りに。
ひもでぐるぐる縛って…それでも台風が来たらと思うと怖いです。
プランターの場合、「ここに支柱を差してね」っていう穴もあって親切設計。
一時避難も可能なのでその点で安心安全です。
食用ほおずきが丈夫に育つ種類だし。
プランターのほうが管理が楽だし。
目新しくてなんだかおもしろいし。
果実が実る姿はかわいいし。
プランター栽培、おすすめです。