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食用ほおずきはこぼれ種からよく育ちます。
1年栽培したら翌年からは「雑草なのかい?」というくらい、種まきした覚えはないのにニョキニョキ育ちます。
そこで買ってきていない種、いわゆる自家採取した種でちゃんと育つのか調べてみました。
食用ほおずきは固定種?F1種?
突然ですが、野菜にはF1種と固定種があるのをご存じですか?
今スーパーで売られている野菜のほとんどはF1種といって、味や収穫量などに優れた品種です。
そのかわり、その優秀な野菜の種は青果物からはとれず、種苗屋さんで手に入れた種でないと、同じような性質にならないんです。
じゃあ、食用ほおずきはどうなのか?
調べたところ、食用ほおずきはこのF1種に当てはまるものがなく、固定種しかみあたりませんでした。
生産者さんも前年栽培した果実から採れた種で翌年栽培しているようです。
それも、特に味が良かった個体の種を残し、翌年栽培することでより品質を上げているというお話まであります。
食用ほおずきの種に関しては、自分で栽培した果実からのこぼれ種だったとしても品質は安定していそうです。
食用ほおずきの種の取り方
食用ほおずきの種の採り方はとても簡単です。
言葉を選ばずに簡単に紹介すると、「腐らせて取り出し」ます。
- 種を取る実を選ぶ
- 袋に入れて放置する
- 洗う
- 乾燥させて保存する
1.種を取り用の果実を選ぶ
優秀な種を選ぶなら、食べてみて特に甘い果実を残すのがおすすめです。
しっかり完熟していれば、割れていても腐っていても問題なしです。
2.袋に入れて放置
果実をつぶして、袋に入れ一週間くらい放置します。
匂いがするかもしれないので、ジップロックなど袋の口を閉じれるものがおすすめです。
腐敗させることが目的なので、少量の水を入れても。
3.洗う
目の細かいざるにかけて、しっかり洗って果実と種を分けます。
4.乾燥させて保存する
乾燥させたら、保存は瓶でも袋でもOK
冷蔵庫に保管すると発芽率が下がりにくいのでおすすめです。
もっと手軽な種取りの方法
食用ほおずきは、こぼれ種から自然に発芽するくらいたくましい野菜です。
なんとドライフルーツから種を取り出して、栽培を始めたという方もいるくらいなので、腐らせずにただ果実をつぶして種を取り出してもうまくいきそうです。
- 目の細かいざるにかけつつ、種と果実を洗って分けて
- 乾燥させて、保存する。
新聞紙を2枚用意します。
- 片方の新聞紙につぶした食用ほおずきを塗り伸ばします。
- そのまま乾燥させる
- バリバリに乾燥したら、下にもう一枚の新聞紙を敷いて
- 食用ほおずきが付いた新聞紙を「バリバリっ」とねじる
- 種が下にボロボロ落ちる
- 落ちた種を集めて保存。
こんな手軽な方法もあります。
食用ほおずきは固定種ばかり?種の取り方のまとめ
食用ほおずきには品種名や俗称を含めたくさんの名前があります。
苗や種などでも種類がいくつかあるので、比較しつつ探してみましたが、どれも「F1種」という記載はありませんでした。
特定の名前をうたっている食用ほおずきも、いわば「ブランド名」です。
F1種の野菜からのこぼれ種は育ててみてもがっかりな結果がほとんどなのですが、食用ほおずきに関してはがっかりすることがなさそう。
種取りはとても簡単だし、こぼれ種から芽が出てきます。
育てるスペースがあれば、大きく育てる価値ありです。