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薄黄色の袋に守られた、コロンとかわいい実
食用ほおずきの実には小さい姿に反して、たくさんの栄養がぎゅっと詰まっています。
その栄養は美容と健康に抜群に良いものばかり。
美味しいのに体に良いなんて素敵すぎます。
でも「ほおずき」といえば、『食べるとちょっと良くない』というイメージがありませんでしたか?
今回はそんなほおずきの実の栄養と毒性、妊婦さんは安心して食べられるかというお話です。
食用ほおずきの実の栄養
食用ほおずきの実の栄養はなかなかの優れものです。
- ビタミンA
- ビタミンB1
- ビタミンB2
- ビタミンC
- ビタミンE
- ビタミンP
- カルシウム
- 鉄分
- ポリフェノール
小さくておいしい実の中に、たくさんの栄養が含まれています。
それも美肌やダイエットなど女の人にうれしい効果のあるものばかり。
脂肪肝や動脈硬化の予防になるといわれる、ビタミンB群のひとつイノシトールは水に溶けるビタミンのような働きで、脂肪とコレステロールの流れを良くしてくれます。
ビタミンB1やB2は、代謝やエネルギーの生産にかかわるビタミンなので、ダイエット中のおやつに最適です。
でも小さいながら意外に甘いので、食べすぎには注意ですね。
またビタミンA、ビタミンC、ポリフェノール、と脂肪肝予防に良いとされるイノシトールが美肌に良い働きをするので、改めて女性にありがたい果実です。
血液サラサラが話題に!
ビタミンが豊富な食用ほおずきには、血流をよくする効果があります。
「血液サラサラ」が話題になっているころ、番組でも紹介されていました。
食用のほおずきに含まれるビタミンの中で特にビタミンEには毛細血管を広げてくれる効果があり、血液の流れを良くする効果が期待できます。
番組内の実験では、2日にわたって規定量を摂取して血液の流れを比べるというもの。
- 20粒の食用ほおずきを牛乳200mlと一緒にミキサーにかける
- これを1日2回飲む
たった2日間で目に見えて血液がサラサラになっていました。
2日という短期間に驚きです。
おやつにしても甘酸っぱくて美味しいので試してみる価値ありですね。
食用ほおずきの毒性
ほおずきにはアルカロイドという成分が入っていて、摂りすぎるとお腹を壊したり気分が悪くなったりします。
とりわけ根の部分に含まれるヒストニンという成分は、子宮の緊縮を促す作用があるので、特に妊婦さんは利用しないほうが良いです。
でもこれは観賞用のほおずきの話しで、
食用のほおずきは「食用」とつくだけあって、アルカロイドの量はごくごく微量です。
ただ食べすぎると、甘いし意外に栄養が豊富だしで太ってしまったりするかもしれないので、その点では要注意ですね。
健康な状態なら、存分に楽しめる食用ほおずきですが、妊婦さんになるとちょっと違ってくるかもしれません。
ほおずきの食用は妊婦さんが食べても大丈夫?
結論からお話しすると、自分が妊娠したらきっと適量いただきます。
でも友達が妊娠していたら、間違いなくプレゼントには選びません。
もちろん、これを読んでくださっている方が妊娠されているなら、あたなにも積極的にはお勧めできません。
理由はですね。
ほおずきにはやっぱり堕胎薬というイメージがあるから。
ほおずきの毒性のところでもお話ししましたが、どうやらほおずきの根には、ヒストニンという成分があって流産を引き起こすようなんです。
その作用を使って、吉原では、遊女の堕胎薬として使われ、江戸時代には秋の繁忙期に望まない妊娠を終わらせるときにも使われていたといわれます。
食用とはいえ「ほおずきを妊婦さんにおすすめする」って、戦慄が走りますよね。
妊娠中 食用ほおずきを食べたいと思う理由
そんなわけで人には勧められません。
だけど、自分が妊娠したら食べると思います。
その理由を紹介していきますね。
妊娠中必要な栄養が豊富
ビタミンAは摂ったほうが良いけれど、食事からなかなか理想的な量をとれないこともあります。
おみそ汁の具の人参が不自然に多くなったりして…
そんなときに手軽に補える食品としては優秀です。
他にもカルシウム、鉄分が含まれているのも嬉しいところです。
赤ちゃんに新鮮な血液を届けたい
妊娠中は赤ちゃんに新鮮な血液をたくさん届けてあげたい。
そこで血流が良くなるといわれる食用ほおずきはありがたい食品です。
アルカロイド(ヒストニン)の心配
心配なところは、ほおずきに含まれるアルカロイドなんですが、観賞用ほおずきと比べて、食用ほおずきの実の部分に含まれるアルカロイドの量はごくごくわずかです。
でも少しは含まれているのでお腹が張るときは避けるなど、体調と相談しつつ楽しみます。
ビタミンAの過剰摂取になる?
食用ほおずきはのドライフルーツは、たくさん出回っていますがどれも「妊婦さんは口にしないで!」といった注意書きは見られません。
ほおずきにたくさん含まれるビタミンAですが、妊娠中のビタミンAの過剰摂取が胎児に良くない。と問題視されますが、問題なのは動物性のレチノールです。
植物性は必要以上にビタミンAを生成しないので問題ないとされています。
もっと安心して楽しむには
でもナス科なので、食用とはいっても微量にアルカロイドを含みます。
ナスを料理するようにジャムやコンポートなど、火を通してアク抜きして楽しむならより安心ですね。
こんなときな食べない
いくら栄養豊富とはいえ、 とりわけ妊娠中は大事にしたいですよね。
妊娠中に食用ほおずきを食べるなら、お腹が張っているときは、避ける。
などして体調とお医者さんと相談してからいただく。
一番大切なのは、少しでも不安だったら食べない方が良いと思います。
食用ほおずきの実の栄養のまとめ
小さい実にたくさんの栄養が詰まっている食用ほおずきのお話でした。
フレッシュで食べても、
デザートのトッピングに使ってもおいしいほおずき。
血流にもよくてダイエットにもよいなんて、食べない理由はありません。
「ほおずきには体に良くない成分がある」というのは観賞用ほおずきのことで、食用ほおずきなら安心して食べられます。
でも妊婦さんの場合は、食べすぎ注意です。
お腹が張るときはやめておいたほうが良いですし、少しでも不安があればやめておきましょうね。
妊娠中、不意に手に入っちゃったら、冷凍しておくのもありですよ。
出産してから、シャリシャリのほおずきを楽しむのはどうでしょう。
冷凍が不安だったら、ジャムにしてしまうとか。
せっかく体に良くておいしい食用ほおずき、心から楽しめたらいいなぁと思います。
ここまで読んでくださって、ありがとうございます。