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桜のピンクと紫のコントラストが素敵ですよね。
紫の花は時に雑草とも呼ばれる「ムラサキハナナ」です。
暖かくなって、外に出る機会も多くなる季節、桜の花だけでなく雑草の花も愛でてみてはどうでしょう。
春に綺麗な花をつける雑草を紹介します。
(つい、自分の好きな雑草の花ばかり選んでしまいましたが)
散歩の合間に見つけてほっこりしませんか?
春の雑草の花の名前
今回は可愛らしい花をつける雑草の名前を色別に紹介していきます。
身近な場所に咲いている種類を中心にしています。
春の雑草の花でピンク色の可愛い種類
ネジバナ
春から初夏にかけて咲く雑草の中で、一番好きな花がラン科の「ネジバナ」です。
ものすごく可愛いくないですか?
雑草だけどめったに会えないので、もし見かけたらすかさず見つめて、愛でてほしいです。
線香花火程度の長さの花茎についたピンクの花がたまりませんっ。
自宅でも栽培してみたくて、近所に生えているネジバナを根から掘り上げて鉢に移したりしましたが、元気に育った試しがありません。
2回試して、枯れ行くネジバナに申し分けなく断念。
どなたか良き方法を教えて下さると本当に嬉しいです。
カラスノエンドウ
春にピンク色の花が付いた後、夏にはミニサイズのエンドウがたくさん生ります。
花をよく見てください、スイートピーの小型版です。
夏になる実の部分は、本当にえんどう豆っぽいです。
小さくよくできたえんどう豆=「カラスノエンドウ」
昔の人は上手に名前をつけますね。
ちなみにカラスノエンドウ、葉も茎ももちろん豆の部分も、どこをつまんでも豆臭~いです。
ホトケノザ
ピンクの花が背伸びしているみたいに咲いているのは、「ホトケノザ」。
シソ科の植物で生命力がとても強く、冬の雪の中でも枯れずに株を保っています。
「ホトケノザ」といえば、春の七草を連想しますが、このホトケノザではないんです。
春の七草の「ホトケノザ」の正体は、キク科の「コオニタビラコ」というそうで、ややこしいですね。
ちなみにこの画像のホトケノザは、葉や茎は食用に向きませんが、ピンクの花は蜜が美味しいです。
花の部分をつまんで引くと、簡単に抜けます。
花の付け根の白っぽい部分が甘いですよ。
太い株についた花が、味が濃いのでおすすめです。
ぜひ、わんちゃん猫ちゃんが通らないところで楽しんでほしいです。
オドリコソウ
一見ホトケノザによく似たこちらは「オドリコソウ」です。
ホトケノザと同じシソ科です。
踊子草(オドリコソウ)の名前の由来は花の姿にあります。
踊り子さんが傘をかぶって踊っているみたい。
そんなところから名前がきているそうです。
そう思ってみると、よりかわいく見えませんか?
春の雑草の花で白く咲く種類
ヒメジョオン
道端でよく見かける、小さな菊の花をたくさんつけた雑草は、「ヒメジョオン」です。
花の形の通り、キク科です。
中国原産で日本には1865年頃、観葉植物として入ってきました。
にもかかわらず、明治時代には雑草として見られるようになったそうな。
あえて愛でようとしなくても、道端や鉄道の脇などでたくさん見かけることができるので、重宝されなくなったのでしょうか。
それとも、旺盛な繁殖力がもともと日本にある植物の成長を邪魔してしまう恐れがあるためでしょうか。
たしかに春になると簡単に出会えるため、ありがたみは少ないかもしれません。
花だけみると、すごく可愛いのに。
安売りしちゃだめですね…。
ハコベ
鉢植えや畑の隅に生えていることが多い、ハコベです。
ハコベなんて、ザ・雑草じゃない!と侮るなかれ
花がとても小さいので、普段は目にとめないかもですがもし時間があれば見ていただきたい!
白い花はとても愛らしいと思いませんか?
ハコベは、カスミソウやカーネーションと同じナデシコ科です。
雑草だけど、小さいけれど、可愛らしい花をつけています。
シロツメクサ
この花で、小さいころ花冠を作ったことありませんか?
シロツメクサ(別名クローバー)の花です。
豆が実ったのところは見たことがないんですが、意外なことにマメ科なんだそう。
シロツメクサが多い場所は、公園や牧場だったりしますよね。
雑草というよりは、ほかの雑草がはびこるのを防止するために植えることが多いそうな。
そんな意味では雑草と呼ぶには失礼かもしれません。
ヘクソカズラ
白くかわいいラッパ状の花をたくさんつける、この植物の名前は「ヘクソカズラ」
ヘクソカズラて。
…インパクトありますよね。
理由はしっかりあり、手折ると臭いんです。
まさにおならのような芳ばしいかおり…
小さいとき近所のお年寄りには「ヘコキカズラ」って呼ばれていました。
もっと昔は「クソカズラ」と呼ばれていたそうな。
昔の人、容赦ないですね。
こんな呼ばれ方していますが、果実や全草は薬用に使われてきたし、歴史は古く万葉集にも登場する雑草です。
匂いさえなければ、部屋に飾りたいくらいすごくかわいい花です。
雑草の花で紫や青く咲く種類
スミレ
植えていないのにいつの間にか生えてくるという意味では、スミレも雑草に入るかもしれません。
田舎だけでなく、都会のコンクリートの隙間から、どこからでも生えてくる強い雑草です。
また、じつは葉も花も食用にできるのですが、よく似た”ニオイスミレ”や”パンジー”などに毒が含まれている種類があるので気軽にいただくのはおすすめできません。
スミレの砂糖漬けやアイスキューブに入れて楽しむなら、食用になる品種を植えたほうが安心して使えますね。
食べられないにしても紫の花は可愛らしいので、雑草とは呼びたくないと思う花です。
ムラサキハナナ
アメリカの有名なガーデナー、ターシャ・テューダ―の輝きの庭にも植えられた「ムラサキハナナ」です。
寒いバーモンドでも群生して花を咲かせていました。
日本でも道端や空き地で育っている、丈夫な花です。
紫の花色が淡く、群生して咲くと見事ですよね。
(桜の下に咲く紫の花がムラサキハナナ)
コントラストがキレイ。
意図しないところでも普通に育ち増えていくので、雑草とみられることが多いのですが、ターシャのように好んで庭に植える方も多いんですよ。
ガンガン増えていくし、群生させた方が見栄えが良いので少し広さが必要ですね。
オオイヌノフグリ
この愛らしい青色の花を見てください!
まるで小さいネモフィラのようじゃありませんか?
冬の間に株を大きくして、春になると群生した花を一斉に咲かせるので雑草ながら目を奪われます。
この素敵な花の名前は「オオイヌノフグリ」
「フグリ」とつくので不穏な空気を感じ、意味を調べてみると
犬の陰嚢、という意味のようです。
もともとあった「イヌノフグリ」という雑草になる実が、犬の陰嚢に似ているということで戦前にこの名前になり、のちに入ってきたオオイヌノフグリはそのイヌフグリに似ていて、少し大きいぞ?ということでオオイヌノフグリとなったそうな。
昔の人も面白半分に呼んだ名前がここまで用いられるとは思わなかったのかもしれませんね。
雑草と花の違いって?
雑草と聞くと、とても厄介なイメージです。
小さいころから学校や家のお手伝いで、雑草を抜く機会はありましたが一苦労でした。
でも、その手をとめてふと見てみると、しっかりと花がついています。
園芸品種のような派手はないものの、小さな花がなんとも可憐で、庭で育てている花との違いがわからなくなるものもあります。
雑草ってなんでどこからが雑草なんだろう?
雑草の定義は、農業をする人や植物について研究する人など見る人によってまちまちようです。
どれも共通しているのは、意図せず生えてくる植物を雑草と呼ぶようですね。
人間の生活範囲に人間の意図にかかわらず自然に繁殖する植物のことである。
春の雑草の花の名前まとめ
春の雑草の花の魅力を紹介していきました。
どれも小さく控えめな花ばかりなので、綺麗さに気が付くと嬉しくなりませんか?
気づけると嬉しくなれる雑草の花の魅力、
一緒に楽しんでもらえたら嬉しいです。