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梅ジュース 梅仕事

梅ジュースは青梅と完熟梅どちらで作る?失敗しない作り方のコツ

投稿日:2018年5月16日 更新日:

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梅ジュースは青梅完熟梅

梅ジュースって飲んだことありますか?

美味しいものは梅の酸味が程よくて、冷たくして飲むと、身も心もすっきりさっぱりです。

家庭でつくられることが多いので、家庭の味が楽しめるのも良いですよね。

今年も梅が出回るようになって、梅ジュースを仕込む時期になってきました。

その中で、気になったのですが…

梅ジュースや梅酒に使われる梅は、主に青梅なんですよね。

でもでもこれまで、完熟梅でも作ることは、出来ていました。

完熟梅でも作れるけど、『青梅』で作るとよく目にするには、何か理由があるはず。

 

今回は青梅で作った梅ジュースと完熟梅との違いをお届けします。

まずは王道の…

青梅で作った梅ジュースの特徴

梅ジュースを作るにあたって、「青梅を利用する」とよく目にするかと思います。

その理由は

  • 梅からエキスがたくさん出る
  • 実が固く破けることが少ないため澄んだきれいなジュースができる
  • エキスが出やすいため、失敗が少ない
  • 酸味が効いたすっきりした味わいになる

などなど梅ジュースを作るにあたって、利点がたくさんです。

青梅自体が、エキスを出して利用する加工法に向いているんですね。

青梅で作る梅ジュースは、梅のエキスがたくさん出ているため、酸味が効いていてすっきりとした味わいになります。

もし酸味が苦手だったり、まったりした味わいが好みなら、完熟梅で作ることをおすすめします。

完熟梅で作った梅ジュースの特徴

完熟梅で作られた梅ジュースの特徴は

  • まったりとしている
  • とろみがつく
  • 甘みのある香りがする
  • 青梅よりもエキスの出が少ない
  • 果皮が破けて濁る可能性がある

青梅はスキッとした酸味が楽しめますが、完熟梅で作った梅ジュースの場合は、まったり・コクのある味わいになります。

「酸味が足りない」という感想をよく聞きます。

そんな意味では、梅シロップって響きが、ぴったりかもしれません。

 酸味が苦手な子供さんに喜ばれそうです。 

また完熟梅は、果実も皮も柔らかいため、果肉が溶け出し、濁りととろみがつきやすくなります。

完熟梅で梅ジュースを失敗せずに作る方法

青梅と違い、梅の果実からエキスの出る量が少なめです。

そんな意味では青梅と比べると、失敗する可能性が少し高めなので、より成功率を高めるため、いくつか提案があります。

梅ジュースを作るときお酢を入れる

梅の重量の10%前後のお酢を入れると、梅ジュースの発酵を抑えることができます。

 リンゴ酢を使うと、フルーティーな風味が楽しめます よ。

砂糖の量を減らしすぎない

もともと完熟梅は、青梅と比べて果実からエキスが少なめです。

そこに材料の砂糖の量をあまりに減らしてしまうと、さらにエキスがでにくくなり、トラブルが起こりやすくなります。

梅と砂糖の量は1:1が目安で、砂糖の量は減らしても7割は入れます。

念のため梅の重量の10%を上限に、お酢を入れるとさらにかびにくく、トラブルを回避できます。

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完熟梅はアク抜きをしなくても大丈夫

完熟梅はアク抜き必要です。

逆にアク抜きをするため、水に浮かべていると、小さな傷から果肉へ水が入り、傷む原因になります。

青梅の場合はアク抜きをしますが、完熟梅の場合は洗って、乾かしたらそのまま使っても美味しくできます。

冷凍庫で凍らせてから漬ける

冷凍庫で凍らせると、果実の繊維質が壊れて梅のエキスが出やすくなり、トラブルが起こりにくくなります。

梅のエキスが出るスピードが速いので、砂糖は氷砂糖は避けて、サラサラの砂糖(上白糖やきび砂糖など)がおすすめです。
※さらさらの砂糖の中でも、上白糖はさっぱり、きび砂糖はよりコクのある梅ジュースができます。

冷凍梅を使うレシピはよく見るのですが、生の梅と比べると少し風味が劣るような……

でも冷凍しておくことで、 いつでも梅ジュースや梅酒が作れる というのも見逃せない利点ですよね。

保管場所は冷蔵庫がおすすめ

念には念をの策として、

梅ジュースの保管場所は冷暗所が普通ですが、冷蔵庫で保管するとより安心して管理ができます。

また、冷たくしておくとポリフェノールや有機酸が、常温で作るよりも多く抽出されます。

より効能高い梅ジュースができますね。

完熟梅で作るなら大きい梅の実を使う

大きい梅の実を使う際のメリットは二つあります。

  1. 梅から出るエキスの量が多いので梅ジュースを作りやすい
  2. 梅の実が好きな人にはたまらない

大きい果実はそれだけ果肉が多く、 たくさんのエキスを出すことができます 

また大きい梅の実の良い点は、食べれるところが多いことです。

梅ジュースは飲むだけでなく、梅の実を食べて楽しみたい!

そんな方には、断然、大きい梅の実を使うことをおすすめします。

そのうえ、完熟梅はエキスの出が少ない代わりに、梅の実がしわしわになりにくい特徴があります。

大きい梅の実を使えば、果肉の柔らかい食感を存分に楽しめますね。

梅の実を楽しみたい方には、完熟梅の中でも南高梅がおすすめです

……こんなことを書きながらも、青梅のしわっしわの固い食感も好きなんだよねぇ。

なんて考えている筆者です。

梅ジュースには青梅と完熟梅どちらで作る?のまとめ

梅ジュースに使う梅についてですが、結局お好みでという話になりますね。

まとめてみますと、

青梅のほうが

  • 梅からエキスがたくさん出る
  • 実が固く破けることが少ないため澄んだきれいなジュースができる
  • エキスが出やすいため失敗することが少ない
  • 酸味が効いたすっきりした味わいになる
完熟梅は

  • まったりとしている
  • とろみがつく
  • 甘みのある香りがする
  • 青梅よりもエキスの出が少ない
  • 果皮が破けて濁る可能性がある
ということで、 失敗せずにつくるなら青梅がおすすめ! 

でも濁り梅酒のような、まったりトロリとした極上の梅ジュースを目指すなら完熟梅ということになりますね。

今年は極上の梅ジュースを目指すべく、完熟梅を使って一つ作ってみようと思います。

完熟梅のフルーティーな香りを楽しみたいから、凍らせずに、ぜひ生のまま

失敗したくないからお酢を入れて、

トロリんちょな梅ジュースを目指したいから、あえて果実に穴をあけて、

砂糖もコクを出すために、きび砂糖を使ってみようと思います。
※きび砂糖は体を温めるから、冷えが大敵な夏場にぴったりです。

 

でもやっぱり、青梅を使った、すっきりさっぱり味の梅ジュースも作るんだと思います。

もっと梅のことを知りたい!と思ったらこちらもどうぞ

青梅と完熟梅の違いと品種ごとの特徴

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