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お盆

お盆のお供え物の意味は?五供について

投稿日:2018年6月21日 更新日:

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お盆のお供え物の意味は

お盆に仏壇へお供えするものには、それぞれ意味があります。

よく目にするのは、お菓子や果物、お花などでしょうか。

宗派によって一概に言えないかもしれませんが、お供え物には五供(ごくう)とよばれる、仏様やご先祖様に喜ばれる5つのお供え物があります。

  • 五供
  • 香り
  • 明かり
  • 食べ物

それぞれの意味を紹介します。

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お盆のお供え物の意味は?五供について

香りをお供えする【お線香など】

お盆といわず、お仏壇やお墓にはお線香がつきものですよね。

法事やお墓詣り、お仏壇に向き合うたびにお線香を焚くのには意味があります。

 仏様やご先祖様は、香りをごちそうとして召し上がります。 

だからお線香をあげて、手を合わせることが供養につながるんですね。

またお線香の香りの中で、お仏壇へ手を合わせる私たちの心身も清められます。

さらにその香りが部屋の隅まで行き渡る様子を、すべてのものに平等に慈悲を表す仏様を表します。

花【供花(くげ)】

仏様やご先祖様は、供えられた花の香りも召し上がります。

目にも優しく、香りも良いお花が良いですね。

現在では「お供えに不向き」と、いわれる花はありませんが、避けたほうが良い花はあります。

お供えにはできれば避けたほうがよい花
  • とげのある花  :バラなど
  • 毒を持っている花:彼岸花、ダリア、スズランなど
  • 花粉が飛ぶ花  :ユリなど
  • 香りが強い花  :ユリなど
ユリの花はとてもきれいで、見た目にも華があるのですが、花粉がとても厄介です。

服に付いても、お墓の白い墓石に付いてもシミになり、取れなくなってしまいます。

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最近では花屋さんで、花粉の部分を取り除いてはもらえます。

でも強い香りはそのままなので、お仏壇のお供えには避けたほうが無難です。

仏教の経典の一つには、とげのある花、黒い花、異臭がする花をお供えしてはならないとあります。 このような花をお供えすると、ご先祖様があの世で肩身が狭くなるのだとか。 強い花の芳香は、ある人にとっては良い香りでも、別の人にとっては嫌な香りかもしれません。
とはいえユリの花はお供えのアレンジメントに良く組み込まれているため、広く受け入れられてはいるようです。

明かり【ローソク】

お供えする明かりを、お灯明(おとうみょう)といいます。

お灯明は闇を明るくする、仏様の慈悲の光です。

人々の心の闇まで、明るく照らしてくれるありがたい明かりを、ご先祖様にもお供えします。

また仏様の場所を、明るく照らすという意味もあります。

お灯明は油灯から始まり、ローソクや、最近では電気を使ったものが多く見受けられますよね。

明るくて、火を使わないから安全。

明かりをお供えするところに意味があるので、電気でもローソクの火でもどちらでもお供え物の明かりになります。

またローソクの明かりをお供えした場合、消すときは息を吹きかけるのはやめておきましょう。

食べ物

お仏飯(ぶっぱん)、おんじきとも呼び、ご先祖様へ「今日も元気でご飯を食べられています」というメッセージと同じものを食べることで、ご先祖様とのつながりを表す意味があります。

私たちが食べている主食、ご飯を炊き立ての湯気が立っている状態で、仏飯器によそいお供えします。

仏様は香りを召し上がるので、炊き立てのご飯にします。

仏飯器への盛り方は、宗派によって様々です。

お仏壇から下げたら、おさがりとして美味しくいただくのも供養になります。

炊き立てのご飯の香りは、私たちにとってもごちそうですよね。

透き通った水は、浄土を象徴します。

また仏様の喉を潤します。

毎朝、お仏飯と一緒にお供えし、いただき物がありお供えする際にも、きれいな水をお供えします。

お盆のお供え物の意味のまとめ

五供といわれるお供え物の意味をお届けしました。

お仏壇がある家で過ごしていた方なら、どれも良く見た光景だと思います。

あ母さん、おばあちゃんが何気なくお供えしていたもの全てに意味があったんですね。

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